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3匹の子豚 最終話

出勤初日・・・トン一郎は会社の最寄りのバス停に降り立ち、ふと思いました。

 

「そういえば株式会社オォカミって何をする会社なんだろう?」
トン一郎は就職を焦るあまり、
事業内容をまったく確認しないまま
「元気のあるブタさん募集」というワードだけを追いかけて
就職を決めてしまったのでした。

 

大手検索エンジンサイト「Booble」で検索してみると・・・
なんと株式会社オォカミは全国展開するラーメン店
「ラーメン二郎丸」の運営会社だったのです。

 

「これが運命のいたずらってやつか・・・」

 

・・・

 

そう、トン一郎一家はみんな「ラーメン二郎丸」の大ファンだったのです。

 

「あの濃厚でコクのあるスープ、何からダシを取っているのだろう?」
「ギョカイケイのダシ?・・・にしては油も多いし程良い臭みもあるわ」
「上に乗っかっているお肉もおいしいね、鶏肉にしてはボリュームがあるなあ」
トン一郎はそんな会話をよく家族みんなでワイワイ話していたことを懐かしく回想します。

 

「よーし、やってやるぞ」

 

その日以来、トン一郎の姿を見た者は一人もいません。
きっと自分がブタだったことも忘れて
今日もどこかで元気に働いているのでしょう・・・

 

 

~あとがき~
『就職する会社のことはきちんと調べましょうネ』

ものがたリレー(ブタラーメン)

2016年1月21日(木) 8:49: PM
  • コメント
ま

きれいに終わったと見せかけてトン一郎が今まで共食いしていたというホラーなスト―リー…
2016年01月22日 11:52 AM
ヒカル
ヒカル
トン一郎は今日もどこかで誰かのスープになっているのですね。怖っ。
2016年01月22日 11:58 AM
藤棚月
藤棚月
いやいやーそんな結末だとはどこにも明記していませんよ?
2016年01月22日 2:25 PM
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